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安全でおいしい水はどうやってできる?──「ろ過」システムについて研究

安全でおいしい水はどうやってできる?──「ろ過」システムについて研究

 天然の水は一見すると無色透明でキレイに思えても、実際はそこにさまざまな不純物が紛れ込んでいる。そのため飲用に適するようするためには、なんらかの処理が必要となる。水の浄化方法の中で一般的なのは、フィルターを通す「ろ過」だろう。ウォーターサーバーの水もこうした工程が用いられることが多いのだが、今回はそのろ過について掘り下げてみた。

コスモウォーター

◆キレイな水を得るための知恵

 本当にまったく何も入っていない「純水」以外の水には、実はいろいろな物質が含まれている。池や川の水を透明なコップにすくって、透かして見ればよくわかる。砂の粒や草木の破片、ミジンコのような生物…。その他、肉眼では見ることのできない微細な粒子や微生物、細菌、ミネラル分なども紛れ込んでいる。その中には人体に有害なものも含まれている可能性があるので、そのまま飲むことは危険だ。

 水をキレイにするための技術は昔から存在しており、布などでゴミを漉したり、さらに進化させたものでは樽などの容器の中にろ過するための素材を積み重ねて、その中を通してよりキレイな水を取り出してきた。ちなみに、福島県喜多方市水道課では「手作りろ過器」の作り方を解説している。それによると、底を切ったペットボトルをさかさまにして、飲み口を下にして準備する。そこにティッシュ、小石、砂利、活性炭、砂、布…の順に入れていく。積層が済んだら、泥水などを注ぐ。砂利や小石や布などが大小のゴミを除去し、活性炭はニオイを吸い取ってくれる働きを持つ。また、岡山市には生活用水を得る手段として、江戸時代にこの方式のろ過槽が使われていた記録がある。ただ、殺菌などの工程はないため、自宅で実験するとしても使った水は飲まないようにしよう。

古くから炭は水のニオイ消しにも使われてきた

古くから炭は水のニオイ消しにも使われてきた

 自然界でも、天然のろ過は行われている。地上に降った雨や雪は、地表からしみ込んだ後、土や砂の層、岩盤などをくぐり抜けて地中深くへ沈んでいく。やがて水を通しにくい岩盤層にたどり着くと、そこで地下水脈になる。地上ではさまざまなゴミが含まれていた水は、そこに到達するまでにどんどんろ過されていくことになる。地下深くなればなるほど生態系は作られにくくなるので、そこで虫や水生生物が混入することもほとんどない。

 ウォーターサーバーの採水地を見てみると、いずれもかなり深い場所からくみ上げていることがわかる。「プレミアムウォーター」や「富士の湧水」は200メートル、「フレシャス富士」は273メートル、「日田天領水」は1000メートルといった深さだ。これくらいになると、地表の水は数十年、あるいは100年単位でろ過されていった地下水となる。

 地下水は自然のろ過によって多くの不要な成分が除去される代わりに、周囲の地層や岩石の影響を受けることが少なくない。それが、天然水に含まれるミネラルだ。一般的に多いのはマグネシウムとカルシウム。これらが多く含まれる地層を通るとミネラル分が多い水となるが、日本の場合は一部を除いて水にミネラルが溶け込みにくい地質であることが知られている。ミネラルの含有量は多すぎない方が、スッキリとまろやかな味と評価されることが多い。また、お茶や出汁の抽出にも効果的であることもわかっている。

 

 

◆家庭でも高性能ろ過が可能に

 大地は壮大な天然のろ過装置ということになるが、もちろんそれをくみ上げただけの天然水をそのままユーザーに提供するわけにはいかない。私たちの家庭に届けられるウォーターサーバーの水は、さらなる高度なろ過や加熱、紫外線による殺菌などを行われたうえで安全なものになっているのだ。

 現代の技術では、非常に高度な能力を持つろ過装置が開発されている。その一つが「RO膜」というものだ。これは100万分の1ミリという非常に微細な目のフィルターと考えればいい。この大きさになると菌やウイルスはおろか、一部の放射性物質さえもフィルタリングしてしまうことが可能で、一般的な水道水のろ過にもこのRO膜を利用するところが出てきている。ウォーターサーバー用の水の生成では、「アクアクララ」や「アルピナウォーター」が採用している。

 

 

家庭でも手軽に高性能ろ過装置が使えるように

家庭でも手軽に高性能ろ過装置が使えるように

 業務用としての利用が多かったRO膜によるろ過装置だが、家庭で使えるものも発売されるようになってきた。例えば「ウォータースタンド」。これは家庭に引き込まれた水道管に取り付けて浄水する機器。蛇口に取り付けるタイプの小型浄水器より、はるかに高いろ過能力がある。同社の「ROスタンド」というラインナップは、本体内部に文字通りこのRO膜によるろ過機構が入っており、水道水を徹底的にろ過してくれる。水道水は安全に処理されているものの、消毒用の塩素によるカルキ臭や、水源で発生した植物プランクトンによる青臭いニオイなどが残っていることがまれにある。小型浄水器では除去しきれない物質も、「ウォータースタンド」のフィルターならばろ過することが可能なのだ。

 

 

 飲用に適した水がどんな工程を経て出来上がるのか、そしておいしくて安全な水の成り立ちを知っておけば、コップ1杯の水でもよりおいしく感じるかもしれない。

 

 

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