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米国際空港でペットボトル入りミネラルウォーターが販売禁止に!?

米国際空港でペットボトル入りミネラルウォーターが販売禁止に!?

 乗り物で長距離を移動する際、道中で飲み物が欲しくなることは少なくない。飛行機ではコーヒーやお茶のサービスがあるが、それでは足りないという人は、自分で飲料を持ち込むことになる。各種飲料は空港の売店でも売られているが、海外の空港では販売される飲料の種類に制限を設ける動きも出てきたようだ。

コスモウォーター

◆米ではペットボトルはゴミ?

 空港の売店では、土産物のほかスナック類や飲料などさまざまな品物が売られている。その中には当然、ミネラルウォーターもある。今回、話題となっているのはアメリカのサンフランシスコ国際空港。2019年8月20日から、ペットボトル入りの飲料水が「販売禁止品目」に追加されたのだ。

 その理由は、2021年までに空港の廃棄物をゼロにする目標があるからだという。同空港は以前からプラスチックゴミの削減に力を入れており、リサイクルできたり容易に分解が可能な容器の使用を推奨してきた。つまり、ペットボトルは「ゴミ」として考えられたようだ。今回禁止されたのは、ミネラルウォーターや炭酸水といった「水」のペットボトル。空港内の売店や自動販売機では、リサイクルが可能なガラスや金属容器に入った水を売ることになった。

 ただ、空港外の店で購入したり、持参したボトルに水を入れたりして空港内に持ち込むことは可能だ(機内への持ち込みについては、規定が別にある)。あくまで空港内ではペットボトル入りの水は販売しないということ。現在のところ、水以外のコーヒーやジュースなどに関しては規制されていないが、いずれ全商品に広がっていくことは考えられる。

 サンフランシスコ国際空港は、アメリカ国内の80以上の都市やヨーロッパ、アジア、中東などへの直行便も豊富な、年間利用者数5500万人のマンモス空港だ。訪れる人がこれだけいれば、当然のことながらぼう大なゴミが出ることになる。ゴミ処理コストが相当額に上ることは想像に難くない。

サンフランシスコ国際空港では水のペットボトルが販売禁止に

サンフランシスコ国際空港では水のペットボトルが販売禁止に

 プラスチックゴミは処理費用に関することだけでなく、ここ最近は地球規模の環境問題としてとらえられるようになってきていることも、同空港の規制に影響を与えているという。プラスチックやビニールといった自然界で簡単に分解されない素材を投棄すると、動物がそれを食べた場合、消化できずに死んでしまい、生態系へ重大な被害を与えていることがわかってきた。クジラやウミガメの体内からプラスチックゴミが出てきたというニュースを見たことがある人もいるだろう。また、細かく砕けた、大きさが5ミリ以下の「マイクロプラスチック」というゴミも注目されている。小さいため、動物が飲み込んだからといってすぐに死に至るようなことはないが、体に残り食物連鎖で大きな動物にも蓄積していく危険性が指摘されている。

 こうした情勢を受けて、プラスチックのストローを廃止する外食産業も増えてきた。サンフランシスコ国際空港の今回の措置は、こうした流れの上に立っているわけだ。

◆ウォーターサーバーのボトルの場合は…?

 ところで、一般的なペットボトルの素材となるPET樹脂は、ウォーターサーバーの容器としてもポピュラーだ。特に、使用後は返却しない「ワンウェイ方式」によく採用されている。「プレミアムウォーター」「コスモウォーター」「うるのん」などのメーカーでは、このPET樹脂を使っている。捨て方はペットボトルと同じでかまわない。日本では多くの自治体が、ペットボトルをリサイクルに回せるような廃棄方法をすすめているため、ゴミ処理場でのリサイクルが順調に行われている限り、海などに投棄されるようなことはまず考えにくい。

 一方、空の水ボトルをメーカーが回収して再利用する「リターナブル方式」のボトルには、ポリカーボネートという素材が使われることが多い。これは固く丈夫なボトルが作れる特性を持った素材で、「アクアクララ」や「クリクラ」などが採用している。リターナブル方式の場合は、ウォーターサーバーメーカーが空ボトルを持って行ってくれるので、捨て方に悩む必要はない。万が一破損してしまっても、回収はメーカーで行う。

 ウォーターサーバーの水は使い切るまでに数週間~1か月など期間が長いため、廃棄されるボトルの数は、スーパーやコンビニで売られているペットボトルよりも少ない。また、メーカー各社も環境への対応を考慮しているので、現在のところゴミ処理の問題はほとんどないといえる。ただ今後は業界内で、自然に分解されるプラスチックに転換していくなどの動きが出てくるとも予想されている。

 サンフランシスコ国際空港でのペットボトルウォーター販売禁止措置は、その背景を見ていくと意外と大きな問題を抱えていたことがわかる。

機内ではコーヒーや紅茶のサービスを利用するのが賢明?

機内ではコーヒーや紅茶のサービスを利用するのが賢明?

 また、機内に液体を持ち込むことについて、国際線では厳しい制限があることも覚えておきたい。

 羽田や成田発の国際線を例にすると、「液体を入れる容器の内容量は100ミリリットル以下」「容積1リットルのジッパー付き透明プラスチック袋に入る量まで」となっている。100ミリリットルというと、コップ半分程度の量だ。しかも1リットルの容積の袋に入るだけしか持ち込めない。この規定は国や国際線・国内線でも違いがあるので、液体の持ち込みに関しては事前に航空会社のサイトなどで確認しておくといいだろう。

 ただ、セキュリティーチェックを受けた後の、ゲートの向こう側の売店で購入したものはこの限りでない。「クリーンエリア」といって、すべての安全性が確認されたものだからだ。

 ペットボトルのミネラルウォーター販売規制は、今後ほかの空港へも波及することがあるかもしれない。旅に出る前には「旅客機と飲料水」について、調べておきたい。

 

 

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