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いざ災害に直面したらどうする?──覚えておきたい水の基礎知識

いざ災害に直面したらどうする?──覚えておきたい水の基礎知識

 2020年は、梅雨のしとしと雨ではなく豪雨が全国で相次ぎ、未だ被害が拡大している。ライフラインの分断で孤立するケースも頻発した。こうしたときに必要となるのが水や食料、燃料の備蓄だ。特に水は、飲むだけでなく手洗いなどにも欠かせない。そこで今回は、ウォーターサーバーの水は飲料以外に洗浄などにも使用可能なのかについて調べてみた。

コスモウォーター

◆洗濯に向かない水がある?

 今年に限らず、集中豪雨やゲリラ豪雨など、近年、短時間に狭い地域に大量の雨が降ることが多くなってきた。気象台が発表する「記録的短時間大雨情報」という言葉が一般化してきたのも、比較的最近のことだ。水害だけでなく、東日本大震災の余震が数年経過した後でも頻発しており、自然災害の脅威が多重になってきているともいえるだろう。

 大雨災害に直面したとき、土砂崩れや浸水の危険がある場所から早めに脱出することができればいいが、強い風雨などで逃げ遅れた場合、道路が使えなくなって陸の孤島のように閉じ込められてしまうこともある。こうした状況では、水道や電気などのライフラインまで止まってしまうケースが少なくない。そこで生き残るためには、何らかの物資を用意しておく必要が出てくる。

 その中で一番大切なのはやはり水だろう。人間は1日1人あたり、最低1.2リットル程度の水を摂取することが健康を維持するボーダーラインとされている。何とか飲料水を確保できても、災害時には別の用途でも水のニーズが発生する。それは衛生面だ。

 家具や立木が倒れたことでケガをしたり傷を負ったりといったトラブルは、十分起こりうる。特に傷口ができたときは早急に洗浄しないといけない。普段の生活の中であれば、水道水でちょっと洗って傷テープを貼っておけばいい。しかし泥水に浸っているような状況では、さまざまな雑菌に襲われる危険性がある。破傷風菌などは特に恐ろしい菌だ。

 傷口の洗浄は真水で行うが、手や衣類やタオルなどを洗いたいときは、衛生面を向上させるため石けんや洗剤を使ったほうがいい。実は、水と石けんには相性があるのをご存じだろうか? 石けんは、よく泡立てたほうが汚れが落ちやすくなることが知られている。ところが、泡が作られにくい水質があるのだ。それは「硬水」というタイプの水。

 自然界から採取された水には、ある程度のミネラル成分が含まれている。その中で、1リットル中にマグネシウムとカルシウムが何ミリグラム含まれているかで、水の硬度は決められている。ミネラル分が多いものが硬水で、少ないものが軟水。WHO(世界保健機関)の基準では、120ミリグラムを境に硬軟を分けているが、欧米では100ミリグラムとしている国もある。硬水は、飲むとミネラル独特の渋みや苦みのような味を感じる人もおり、それにより「水の味がしっかりしている」と評価されることがある。対して軟水の味わいは「スッキリとまろやか」といわれることが多い。

 それぞれ好みが分かれる硬水と軟水だが、実はこのミネラル分が洗濯をしようとしたときに邪魔をすることがある。理由は、マグネシウムやカルシウムのイオンによる化学反応ということなのだが、簡単にいうと石けんの成分が汚れを落とす前に反応してしまい、十分な洗浄力を発揮できなくなってしまうのだ。

 硬水はヨーロッパ地域で多く見られ、フランスの「エビアン」は300ミリグラム、「コントレックス」は1468ミリグラム、スイスの「スイスウォーター」は1062ミリグラムといった具合だ。もちろん備蓄水にしておいてもいいのだが、そういった硬水で洗い物をしようとすると石けんの効きが悪くなることが考えられる。

水は飲用だけでなくさまざまな用途がある

水は飲用だけでなくさまざまな用途がある

◆災害時に役立つ水とは?

 一方、日本の天然水は、ほとんどが軟水であることが知られている。ウォーターサーバーに使われているものを見てみよう。

コスモウォーター」の静岡採水地産は53ミリグラム、「アクアセレクト」は30ミリグラム、「プレミアムウォーター」の富士吉田は25ミリグラム、「富士の湧水」は24ミリグラム、「フレシャス」のフレシャス富士は21ミリグラム、「信濃湧水」は16ミリグラムなどとなっている。

 硬水は石灰岩質の地層などからよく産出されるが、日本には硬水が作られるような地質の場所が多くないことから、軟水率が高くなる傾向がある。飲み口がスッキリまろやかというだけでなく、洗濯に使っても石けんや洗剤の効果を引き出しやすい水のため、非常用の備蓄水としても使い勝手がいいと考えられるのだ。ただ、硬水もまったく使えないということはなく、沸騰させることで石けんの泡立ちのいい水にすることは可能なのだが、非常時に貴重な燃料を使うのははばかられる。

 ウォーターサーバーの水はどの容器でも封を切れば水は出せるが、サーバー本体を介さずすぐに水が出せる水パックもある。「富士桜命水」は、水パックに最初から蛇口が付属している。「富士の湧水」の場合は、水をサーバーなしの単体で使うために「Jパック」という製品を発売している。もちろん温水や冷水は出せないが、備蓄水にする場合、使いやすいデザインとなっている。保存期間が12か月というのもありがたい。

パックから直接出すことを考えて作られた「富士の湧水」の「Jパック」(※画像はメーカーから)

パックから直接出すことを考えて作られた「富士の湧水」の「Jパック」(※画像はメーカーから)

 災害時には、山の中の集落だけでなく都市部の高層マンションでも孤立する可能性はある。非常時の生活水としてより適切なものは何か、日頃から考えておくことは大切かもしれない。

 

 

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