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アウトドアで味わう現地の水がおいしく感じる秘密は…温度にあり?

アウトドアで味わう現地の水がおいしく感じる秘密は…温度にあり?

 繁華街の人混みや店舗などの閉鎖空間だと、どうしても新型コロナウイルスの感染リスクは高くなってしまう。そこで最近では、アウトドアレジャーへ娯楽を転換する人が増えてきているようだ。アウトドアといえば、山や森で清流や湧き水に触れ合うことも少なくない。そうした水は夏場でもヒンヤリと冷たく気持ちいいが、その理由はなぜなのか?について調べてみた。

◆地下水は水温が変化しにくい

 アウトドアに注目が集まっているのは、非常事態宣言による自粛期間中、「ステイ・ホーム」の呼びかけに従い外出を控えていた人が多かったこともあるようだ。実際、29のアウトドアブランドが参画する団体「CAJ(コンサベーション・アライアンス・ジャパン)」でも、最近、キャンプ場などの利用者が増えていると見ている。

 自然の豊かな場所に出かけると、うれしく感じることの一つに「水のよさ」がある。山あいのキャンプ地などで引かれている水が、日常飲んでいる水道水よりもおいしく感じたという経験を持つ人もいるだろう。

 その理由の一つに「水温」が考えられる。人間がおいしいと感じる冷水の温度というものがあり、これは一般的に「体温マイナス20~25度」といわれている。平熱が36度であれば、10~15度程度の水ということになる。

 湧き水や地下水は水温があまり上がらないことが知られている。地面のすぐ下を上水道の管が通っている水道水は、地表の気温の変化の影響を受けやすいが、地下数十メートルを流れている天然の水は一年を通して水温があまり変わらない。井戸の水温は平野部でも18度を超えることはほとんどないという調査結果もある。都会のオアシスとも称される、東京都世田谷区にある等々力渓谷の湧き水の水温は、都心の気温が30度を超えるような日でも12度前後と冷たい。また、環境省の「名水百選」に選ばれている長野県安曇野市の「安曇野わさび田湧水群」の水も、水温は15度を上回ることはほとんどないという。

長野県安曇野の湧水の温度は夏でも15度前後

長野県安曇野の湧水の温度は夏でも15度前後

 アウトドアレジャーのための給水場では、井戸水をそのまま引いているところもある。地下を流れる水の冷たさをキープしているので、実際においしいと体感できるわけだ。

◆ウォーターサーバーの冷水の温度は?

 では、身近でいつでも冷たくておいしい水を飲むことができるウォーターサーバーではどうだろうか。メーカー公表値の、冷水の温度で見てみよう。

フレシャス」は3.5~8度、「アクアクララ」は6~11度、「コスモウォーター」は6~10度、「うるのん」は4~12度、「クリクラ」は5~10度といった設定となっている。全体的に5度前後の幅はあるものの、前述した「人間がおいしいと感じる水温」よりやや低めのようだ。ただこれは、ウォーターサーバーの給水口から出したての温度で、室温に置いておいたコップに注げば、やや上昇する。テーブルに持って行って口にするころには適した温度に上がることになる。それに、冷水の温度をコップの中で上げることは簡単にできてもさらに冷やすのには手間がかかるので、多少冷たいほうがユーザーにとってもありがたい。

 ウォーターサーバーの水は、天然水を利用しているものが少なくない。いずれの採水地も、工場や人家から離れた自然の中の環境にあり、地下100メートル以上の深い場所を流れる地下水を原水としている。「サントリー南アルプス天然水サーバー」「信濃湧水」「日田天領水」「富士桜命水」などなど、天然水のブランドの種類も多い。中でもプレミアムウォーター」は、水の殺菌処理を非加熱で行っているため、水中の酸素の量までより天然の水に近い点が特長だ。溶け込んでいる酸素の量によって、飲んだときの口当たりに違いが出ることもあるといわれている。

 

 

 こうしたウォーターサーバーの天然水を15度前後の水温で飲めば、山あいのキャンプ地で味わう井戸水などと同様の味わいを楽しめることになるのではないだろうか。なかなか出かけられないときや近くに自然公園などがない場合は、自宅のリビングで天然水を味わいながら採水地の自然に思いを馳せ、気分をリフレッシュするのはいかがだろうか。

ウォーターサーバーの冷水はコップに注ぐとちょうどいい「飲みごろ」に

ウォーターサーバーの冷水はコップに注ぐとちょうどいい「飲みごろ」に

 ところで、先の「CAJ」では、アウトドアに出かける際のガイドラインを提唱している。「パンデミックの今、アウトドアに出たいと思っている人へ。CAJからのお願いと、5つのガイドライン」というニュースリリースを4月に発表。これには「まわりの人々の健康と安全を脅かさないこと」「戸外に出るときは、他者との安全な距離を保つこと」「家の近くにある自然を楽しもう」「ケガや病気をしないように慎重に行動しよう」「休業、休園、閉鎖、中止をリスペクトしよう」と、書かれている。日本は国土の7割が山林で、都道府県境をまたがなくとも、意外と近くに自然はある。この夏は、ウイルスの拡散に十分留意しながらレジャーを楽しみたい。