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汚染はなぜ起きるのか…? 「河川水質ランキング」ワースト川の再生への取り組み

汚染はなぜ起きるのか…? 「河川水質ランキング」ワースト川の再生への取り組み

 水についてネットで調べると、検索ワードに「日本一キレイな川」とか「日本一の清流」といった候補が出てくることがある。観光目的の人もいれば、おいしい水を探して検索しているという人もいるだろう。さて、キレイさで上位に位置する川があれば、当然その逆もある。不名誉なことではあるが、水質ワースト河川はどこにあり、何が問題なのかを今回は調べてみた。

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◆ワースト上位の川の理由は?

 川を見てキレイかどうかわかりやすいのは、水が透き通っていることや、ゴミが流れていたり浮いていたりしないことだろう。しかし、それだけでは水質の良し悪しはわからないことがある。

 科学的な検証方法の一つが「BOD」を調べることだ。BODとは「生物化学的酸素要求量」の略で、微生物が水中の汚れを食べるために使われた酸素の量である。生活排水のように有機物を含んでいる汚れた水が増えると、それをエサとする微生物が増える。そこで酸素が大量に消費されるため、魚介類は呼吸ができなくなる。つまり、汚れた水は多様な生物が生きていくことができない環境ということになる。

 川の汚れに関してはそれ以外にもさまざまな要素があるが、BODの数値は水質の良し悪しを見るうえで重視されている。

 国でもこの数値を基準に、川がキレイかどうかを見ている。その中でワーストの汚名を返上しようと、自治体や住民をあげてクリーン作戦が行われている川がある。奈良県の大和川もその一つ。川の名前は大和の国を連想させ、いかにも“古(いにしえ)の奈良”をほうふつとさせる。実際、「大荒明神」という神様にゆかりがあったり、桃太郎伝説が語り継がれていたりするなど、歴史や民俗学的にも注目に値する川なのである。

 ところが1972年以降、国土交通省の「全国一級河川水質ランキング」で、ワースト3圏内から脱却することができないばかりか、2005~2007年まで連続ワースト1記録を打ち立ててしまった。この事態を重く見て、奈良県では民間団体や企業と手を組み「大和川清流復活ネットワーク」を設立し、キレイな大和川を復活させることにした。

 大和川がどの程度汚れているかというと、2008年の調査では8地点のBODの平均が3.7ミリグラム。BODは1リットルあたりの酸素要求量で示され、数値が少ないほうが水質レベルは高くなる。一般的に3.0ミリグラムを超えると、水道水として使われない。大和川は支流によっては10.0ミリグラムを上回るところまであった。ここまで高くなると、工業用水としてならなんとか使えるレベルだ。ちなみに1970年代にはBODが20ミリグラムまで上昇したことがあったそうだ。

「BOD」の値が高い水は汚れが激しい

「BOD」の値が高い水は汚れが激しい

 その昔は多くの魚が生息し、泳ぐこともできたという大和川。同ネットワークで汚れの原因を調べたところ、8割が生活排水の流入によるものと判明したという。さらに詳しく分析すると、キッチンからということだった。調理や食器洗いによる汚れた水が、川に直接流れ込んでいたのだ。

 そしてもう一つ、流域独自の自然環境も水質の低下に拍車をかけたと報告されている。もともとこの周辺は降水量が少なく、水を蓄える山も少ない。そのため、大和川は水量が多くないのだ。水が少ないので排水が十分に流れていかないところに人口が増えたため、水の汚れが凝縮してしまったということだろう。

 対策として県では、下水道や浄化設備の拡充や生活排水削減のためのキャンペーン活動などを行ってきた。特に住民へは、食べ残しや調理くずを直接流しに流さないよう呼びかけた。その甲斐あって、2015年にはBODが2.6ミリグラムにまで改善した。これは大和川で水質を観測し始めてから最もいい値で、流域の一部ではアユの姿も見られるようになったという。

 大和川には、上水用のダムもある。もとの水質が悪いと、浄化処理を行っても植物プランクトンなどによるカビ臭いような青臭いニオイが残り、水道水をおいしく飲むことはできなくなる。川の水がキレイであることは、流域住民にとって無視できない問題なのだ。

◆ウォーターサーバーの天然水は地下深くから

 自然界に流れている水を使うという点では、天然水のウォーターサーバーも同様だ。ただ水道水と違うのは、川の水を利用しているのではなく、地下水をくみ上げていることだ。

 地上に降った雨は川に流れ込むほか、土の中に吸い込まれる。これが長い年月をかけて、腐葉土や各種の地層を通過して地下水となる。この間に地上では汚れていた水も、天然のフィルターによってろ過されキレイな水となる。地下100メートルを超える場所を流れる地下水は、地上の汚染の影響をほとんど受けない。それでも天然水を扱うウォーターサーバー各社は、よりクリーンな場所に採水地を設けている。

ウォーターサーバーの採水地は、地上の環境も良好な場所に設けられている

ウォーターサーバーの採水地は、地上の環境も良好な場所に設けられている

 たとえば「フレシャス富士」は、富士山の開発限界点である標高1000メートルの場所から273メートルも掘り下げ地下水を採取している。ここから上には工場などは一切存在しない。「アルピナウォーター」も、長野県の山奥に深さ200メートルの井戸を掘ってくみ上げている。「日田天領水」の井戸も大分県の山中にあるが、その深さはなんと1000メートル!

 一般的な河川でも、微生物の発生などにより水道水の味やニオイが気になることがある。もちろん安全性は確保されているが、安定的においしい水を飲みたいのなら、ウォーターサーバーは一つの答えになるかもしれない。

 

 

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