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より賢い「水生活」を送れる「雨水タンク」に注目!


より賢い「水生活」を送れる「雨水タンク」に注目!

 ウォーターサーバーを利用している理由として、毎日の飲用に安全・安心でおいしい水が常に身近にあるのがありがたいというユーザーは多い。その一方で、より賢い「水生活」を送る上で注目されているのが「雨水」の利用。そこで、ホームセンターなどで入手できる、手軽な雨水タンクについてメーカーに聞いてみた。

◆設置も簡単なホームセンターでも人気のタンク

 雨水タンクを全国規模で展開しており、プラスチック加工製品で56年の歴史がある株式会社ミツギロンの雨水タンク。同社では園芸用途として製造、販売を行っている。同社総務部の大林浩司さんはこう説明する。

「雨水を利用して、水道代を節約したいというお客様からのニーズに応えました。弊社の本社は大阪なのですが、大阪市などでは家庭での雨水利用に助成金を出したりしています。ですから、安く設置できるというメリットも話題となっています」(大林さん、以下「」内は同)

 ここ最近、雨水を溜めておくタンクの設置に助成金を出す自治体が増えている。金額は各地でまちまちだが、数万円単位で補助してくれるところもある。同社の80L入りのタンクの価格は1万4,040 円(税込み)だから、場合によっては設置コストがほぼ無料になる可能性もある。

ミツギロンの雨水タンクの設置例(写真は100L)

ミツギロンの雨水タンクの設置例(写真は100L)

「雨水タンクは、ご家庭の雨どいに専用のホースを取り付けて、雨水を直接タンクに溜めるものです。取り付け方は非常に簡単で、特に日曜大工の心得がない方でもスムーズに設置できると思います。タンクの下部にはコックが付いていて、これをひねれば必要な量の水が出るというシンプルな構造です」

 雨どいからの水ということでゴミの混入が心配されるが、タンクへ向かうホースの接続部にフィルターが付いているので、ある程度のゴミは防げる。フィルターはときどき掃除してやればいい。

 ところで、溜めた雨水はどのように使われることが多いのだろうか?

「多く聞かれるのは庭木への散水や洗車用の水としてですね。いわゆる雑用水としての利用です。災害時にはタンクに溜めておいた水が、トイレの洗浄水として役に立ったという話も聞いています。日常も緊急時も、状況に応じた使い方をしていただければありがたいですね」

 同社が年間にどのくらいの雨水を溜められるか試算したデータがある。東京で20坪の一戸建て住宅が、雨どいすべてに80Lタイプを設置したと想定した場合、1年間で3万3500L あまりになるという。

◆組み立て式で移動もらくらく!

 タンクというと箱型のものを想像してしまいがちだが、平城商事の「イージータンク」は円筒形。しかも「組み立て式」なのだ。本体はマリングレード塩化ビニールという素材をシート状にしたもの。そのため最初の状態は薄く折りたたまれている。これを膨らませるとタンクになる。タンクの特長について同社の白石昇平さんは、こう話す。

「素材は救命ボートにも使われている非常に丈夫なものである上に、三層構造になっているので耐久性は十分です。設置するには雨どいにホースを取り付けるだけですから、どなたでも簡単にできます。雨どいからの水以外に、タンク上部のメッシュ部からも効率よく水を集めます。主力商品は容量300Lのタイプですが、接続パイプで連結することもできるので、600Lのタンクにすることも可能です」(白石さん、以下「」内は同)

「イージータンク 300L」2万790円(税込)。シート状の素材でできている

「イージータンク 300L」2万790円(税込)。シート状の素材でできている

 最近は全国的に不安定な天候により、梅雨時でも雨が満足に降らず取水制限を余儀なくされることが少なからずある。必要に応じて増設できるのは、水不足が心配される地域の人にとってはありがたいだろう。

 この製品の大きなポイントである「組み立て式」について、もう少し詳しく聞いてみた。

「コンパクトにたためてしまうため、設置場所を簡単に変えて使える点で、フレキシブルに使っていただいています。よくある用途は家庭菜園や芝生への散水、洗車などですが、家の周囲以外に畑に持っていって農業用貯水タンクにしたり、野外キャンプで使ったりというお話も聞きます。震災時はトイレの排水や洗濯用に活用されたそうです」

 災害時のメリットとしては水の確保だけでなく、台風や強風のときには取り外してしまっておけるというのも、組み立て式ならでは。また、バラしてしまえば内部を洗うことができる。

「東京都の水道代で計算しますと、300Lが72円。100回満タンにしたタンクを使用すると仮定したら、7200円の節約になります。夏場でしたら庭や道への打ち水に使えば、光熱費の削減にも期待できるかもしれません」

 ウォーターサーバーは飲み水や料理用として、水道水は洗濯や風呂などの生活用水として、そして雨水タンクの水は雑用水として庭や草木にまく…という使い分けをすれば、日常的により賢く、効率よく水を使うことができるだろう。

 また、災害時にもウォーターサーバーと雨水タンクという二重の備えは大きな力を発揮するに違いない。