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水を知り、水に親しむために「川遊び楽習帳」を活用してみよう!

水を知り、水に親しむために「川遊び楽習帳」を活用してみよう!

 ウォーターサーバーに使われている水のほとんどは、環境に恵まれている地域のクリーンでミネラルバランスのいい地下水が元になっている。その水が地上に出ると滝や渓流となり景観を作り、釣りや川遊びのスポットとして私たちを楽しませてくれる。今回は、水辺でのレジャーが楽しみになる季節を前に、川や水と親しむためのお役立ちガイドを紹介しよう。

コスモウォーター

◆川遊びのハウツーが満載

 ウォーターサーバーに使われている水は、名水の産地やその周辺からくみ上げられていることが多い。例えば、雄大な火山性の地質が天然のフィルターとなり名水を生み出す富士山麓。「プレミアムウォーター」「フレシャス」「コスモウォーター」「うるのん」などは、この富士山からの水の恵みを利用している。一方、「アルピナウォーター」「信濃湧水」などは、長野県の北アルプスの水だ。

 日本の水の質がいい理由は、国土の7割近くが山林で、キレイな水をもたらしてくれる素地があったからだ。しかしエリアによっては昭和中期に開発による汚染が進んだケースもあったが、平成に入ってからは国や自治体、民間企業がそれぞれ環境保護に力を入れるようになり、昔のような清らかな流れを取り戻す川も増えてきた。

 実は国土交通省では、川で遊ぶことの楽しさを知ってもらうために『川遊び楽習帳(がくしゅうちょう)』という小冊子を発行している。これは学識者や川遊びの専門家などから構成される「大野川 川遊び勉強会」がまとめたもの。大野川は、大分県、熊本県、宮崎県にまたがって流れる一級河川。この冊子自体は大野川をベースにしているが、読んでみると、地域を選ばず川や池や湖などで遊ぶときのヒントにもなることがわかる。

 では、その内容を見ていこう。川の遊び方の最初に「河原探検」というのがあった。これは河原を歩きながら、さまざまなものを発見していこうというもので、「生き物観察」、「野鳥観察」、「流木拾い」、「石拾い」などの遊びを紹介している。

 川には水中の魚だけでなく、河原の草地に住む生物、飛来する鳥や昆虫などが独自の生態系を形作っている。河原を探検しながら、どんな生物がどこに生息し、どのような営みを行っているかをフィールドワークで理解していくわけだ。図鑑を見たり観察ノートをつけてみたりするといいとも書かれているが、あまり宿題の自由研究のようになってもつまらない。大切なのは「遊び感覚」であること。

「流木拾い」や「石拾い」は、難しいことを考えずに楽しめる遊び。河原には上流から流れ着いた木や、大小の石が転がっている。これらをただ観察するだけではなく、面白い形をした流木を動物に見立てたり、ひもで縛って組み合わせオブジェを作ったりする。また、石をバランスよく積み上げて高さを競うゲームもできる。この冊子では釣りも紹介されているが、さおと糸、浮きとおもりと針だけのごく単純な仕掛けで、環境を壊すことなく楽しむことを第一にしている。

川遊びでは自然と直に触れ合えることが大きな利点

川遊びでは自然と直に触れ合えることが大きな利点

 ところで、意外と知らない人が多いのが「国立公園や国定公園からの持ち出し禁止」について。動植物はもちろんだが、石ころでも原則持ち出しは不可。冊子では、こうした規則についてもしっかり言及されている。

◆危険回避や応急処置までレクチャー

 川は、たとえ水かさが足首程度でも事故の可能性があるため、安全への配慮も細かく説明されている。帽子やライフジャケットの着用といった基本的なことから、川を歩くときの足の運び方まで。また流れが速い場所や、急に深く落ち込んでいるところなど、水場の危険地帯も解説されている。その中で特に覚えておきたいのが、増水への警戒だ。

 ダムの放流の場合はサイレンが鳴るが、上流に大雨が降った場合、警報より早く急激な濁流が押し寄せることがある。いわゆる鉄砲水だ。注意すべきポイントは、現在地の川の水が急ににごり出したり、それまでに周囲になかった木や葉っぱが流れてきたりしたとき。上流の水が変化している可能性があるからだ。こうした状態が見られたら、すぐに川から上がって高い場所に避難したほうがいいという。

水辺で遊ぶときにはライフジャケットは必須

水辺で遊ぶときにはライフジャケットは必須

 アウトドアで想定されるさまざまなリスクへの対処法がわかりやすく図解入りで解説されているため、大人でも大変参考になる。おぼれている人を見かけたときは、飛び込んで助けに行くのは訓練を受けている人以外はすすめられないとのこと。一般の人ができることは、つかまれる棒を差し出したり、ロープの付いた浮輪などを投げたりする程度。泳いで助けに行きたいのはやまやまだが、二次災害を防ぐためにも、こうした方法を覚えておくといいだろう。

 その他、熱中症、切り傷、ねんざ、ハチやヘビなどの有毒生物に襲われたときの応急処置などもあり、川遊びに限らずとても役に立つ内容だ。

 川についてしっかり下調べをし、童心に返って清流に足を浸せば、水の恵みに改めて感謝の気持ちが湧いてくるかもしれない。

「川遊び楽習帳(がくしゅうちょう)」は、以下のサイトでダウンロードすることが可能。
川遊び楽習帳

 

 

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