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ウォーターサーバーとも縁の深い北アルプスと南アルプスの水の秘密について調べてみた!

ウォーターサーバーとも縁の深い北アルプスと南アルプスの水の秘密について調べてみた!

 ウォーターサーバーに使用される水は、山中の採水地から運ばれてくることが多い。その理由は、人家や工場などと遠く離れていて汚染のリスクが少ないことや、山々には豊富な地下水が蓄えられているケースが少なくないからだ。特に「日本の屋根」とも呼ばれる北アルプスと南アルプスは名水の産地として知られている。そこで今回は、それぞれどのような特性があるのかを、各機関から公表されている資料などをもとに調べてみた。

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◆北アルプスの水の特長は?

 日本なのに「アルプス」という名前が付いていることを、不思議に思ったことはないだろうか。今やごく当たり前に呼んでいるので、すっかり定着しているが、この名付け親は、実はイギリスのゴーランドという鉱山の専門家だ。そしてそれを、同国の登山家ウェストンが広めたとされている。命名されたのは19世紀なので、実に100年以上も使われ続けていることになる。

 一般的には本州中部地方の山脈をまとめて「日本アルプス」と呼んでいるが、それがさらに「北アルプス」「中央アルプス」「南アルプス」の3つに分けられる。それぞれもともとの日本名があり、北アルプスは飛騨山脈、中央アルプスは木曽山脈、南アルプスは赤石山脈という。

 ではまず、北アルプスから見ていこう。富山県、岐阜県、長野県、新潟県の4県にまたがる広大な山脈で、国土交通省の資料によると、北アルプスの山々には、溶岩が地中で冷え固まって隆起した花こう岩が多く見られるという。つまり、火山性の山が多いということだ。花こう岩の特長は、形成された時期や地中の深さによって、粒子の大きさが変わるということ。また、密度の差もある。花こう岩は1種類の岩石を指すのではなく、有明花こう岩や黒部川花こう岩など、含まれている鉱物の種類やできた時期によって分類されている。

 北アルプスの一番広いエリアに分布しているのは有明花こう岩で、形成された年代は白亜紀、つまり6600万年~1億4500万年前の時代。立山連邦のものはさらに古く、ジュラ紀(1億9960万年~1億4550万年前)という。

 いろいろな花こう岩が存在することは、水に対しても影響を与える。粒子や密度が粗い岩は水をザッと通すが、細かい岩は少しずつ通すことになる。つまり天然のフィルターになるのだ。水は性質の違う花こう岩の層を、長い年月をかけて通っていく間にろ過され、キレイな地下水となる。しかも2000~3000メートル級の山脈の地下であるから、地上の汚染の影響を受けにくい。

北アルプスは花こう岩が天然のフィルターとなる

北アルプスは花こう岩が天然のフィルターとなる

 北アルプスのふもとでは、長野県安曇野市でワサビ作りが行われていたり、富山や岐阜県飛騨地方では日本酒作りが盛んだったりする。これらは、いずれも北アルプスが作り上げてきたキレイでおいしい水を利用しているのだ。ちなみにウォーターサーバーの水としては、「アルピナウォーター」が北アルプスに採水地を設けている。

 標高が非常に高い山々の雨や雪が、花こう岩のフィルターで何重にもろ過されたのが、北アルプスの水の最大の特長といえるだろう。

 

 

◆海底が3000メートル級の山に!?

 南アルプスは、長野県、山梨県、静岡県の3県にまたがる赤石山脈を指している。北アルプスが日本海側なのに対し、太平洋岸に近い。環境省などの資料からその地質を見てみると、北アルプスとは違った特性が見えてくる。

 南アルプスを構成する主な地質は、海洋プレートが沈み込むときにはぎ取られてできる「付加体」と呼ばれるもの。これはどういうことかというと、実は南アルプスは、海底のたい積物が急速に隆起して山になったものなのだ。3000メートル級の山々からなる山脈だが、実は200万年ほど前は海の底だったということになる。そのため、比較的柔らかく削られやすい性質の岩石が多い。

 南アルプスの個性はその成り立ちだけではない。「中央構造線」という日本最大級の断層が南アルプスの中を走っているのだ。これはなんと、関東地方から九州までまっすぐ走っている大きな大きな断層。この中央構造線に沿って谷ができており、山からの雪解け水が流れていく。

大昔は海の底だった南アルプス

大昔は海の底だった南アルプス

 海底のたい積物が多くを占める南アルプスだが、甲斐駒ケ岳(山梨県と長野県にまたがる山)は花こう岩性の山で、ここに降った雨や雪は岩石のフィルターを通って地下水となる。八ヶ岳も火山群だ。また、南アルプス周辺には広大で豊かな山林があり、木々や落ち葉なども良質な水を作る要素になっている。さらに、ミネラルが水に溶け出しやすい石灰岩もあるので、ミネラルバランスのいい水がわき出る場所もある。

 ここで採取されるミネラルウォーターで有名なのは、サントリーの「南アルプスの天然水」で、同社のウォーターサーバーにも使われている。地域の名前がすっかりブランドとして定着しているわけだが同社は今後、北アルプスにも採水拠点を設け「北アルプスの天然水」も提供することを考えているという。

 

 

 北アルプスと南アルプス。それぞれ地質や成り立ちに大きな違いがあるものの、雄大な山々が作り出す水はいずれも良質だ。恐竜や石器の時代に形成された山の恵みを、現代の私たちが受けていることに思い巡らすと、水のありがたみを改めて感じられるのではないだろうか。

 

 

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