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コロナ禍の続く今だからこそ水と触れ合える近場のレジャースポットに注目!【東京編】

コロナ禍の続く今だからこそ水と触れ合える近場のレジャースポットに注目!【東京編】

 新型コロナウイルスによる新規感染者がなかなか減らないため、政府の「Go To キャンペーン」も内容が二転三転し、実際に出かけるとなっても二の足を踏む人の声が少なからず聞こえてくる。また、首都圏を始め感染者が多い自治体からの旅行者に不安を抱く人もいるようだ。そこで越境せずに楽しめて、夏らしく水と触れ合えるスポットに注目してみた。今回はまず最初に、東京都民向けのお出かけ情報をリサーチしてみよう。

◆日本ではレアな硬水の産地

 今年のゴールデンウイークは、不要不急の外出を自粛する意識の高まりもあって観光地などを訪れる人は例年より極端に少なかった。また、テレワークを推進する企業も徐々に増加したので、公共交通機関の混雑の緩和も比較的継続している。ただ「ステイ・ホーム」が一般化したといっても、やはりどこへも出かけないというのはストレスであるし運動不足にもなる。しかし、レジャーとなるとどうしてもウイルスを広範囲に拡散させず封じ込めるという考え方と相反してしまうのが、どうにももどかしいところだ。特に感染者数の多い東京都だと、行楽に向かう人も迎える側もいま一つもろ手をあげて喜べないのではないだろうか。

 大規模なファッション複合施設やタワーマンションなどが続々オープンしている東京都だが、都心を離れるとまったくの別世界となる場所がある。その一つが、地続きの東京都内で唯一の「村」である「檜原村」だ。都の西部に位置し山梨県と県境を接する、標高1500メートルの山を背にした山あいの村である。アクセスは東京駅からを例にとると電車で1時間半、そこからバスで30分。都道府県面積ランキング45位の東京都なのに、訪れるのにかなりの時間を要するのだ。

 そんな村であるから自然環境は、都市部とは比較にならないほど豊かに残されている。同村のサイトによると、総面積のなんと93%が林野で、村の中央を標高900~1000メートルの尾根が走り、その両側を川が流れている。この山林にはタヌキやイノシシといった野生動物も多く生息し、山の生態系を作っていることがわかっている。

近くには景勝地の奥多摩湖もある檜原村

近くには景勝地の奥多摩湖もある檜原村

 そんな大自然の中であるから、おいしい水も当然存在し、「檜原村の水」(500ミリリットル入り70円、税込み)というペットボトル入り製品も作られている。同村の神戸(かのと)地区の源流の湧水から採水されたもので、この水が特長的なのは、硬度が111ミリグラムということ。硬度とは、水1リットル中に含まれるマグネシウムやカルシウムをはじめとするミネラルの量によって決められる指標である。この数値が大きいものは硬水と呼ばれ、世界保健機関(WHO)の基準では120ミリグラム以上となっているが、国によって基準は変わり、100ミリグラムから硬水とするところもある。それを考慮すると、檜原村の水は限りなく硬水に近いということになる。

 日本は地下水も川の水も、全国的に硬度の低い軟水が多い。東京都の水道水も50~70ミリグラム程度だ。天然水を提供しているウォーターサーバーの水ではさらに低いものが見られる。いくつかピックアップしてみても、「プレミアムウォーター」の「北アルプスの水」は29ミリグラム、「うるのん」は29ミリグラム、「キララ」は28ミリグラム、「フレシャス富士」は21ミリグラム、九州の「日田天領水」は32ミリグラムだ。国内のウォーターサーバーの水で硬水を使っているところはほぼない。つまり「檜原村の水」は、硬度の面から見ると水質的にかなりレアといえる。

 軟水は味わいはスッキリまろやかと評されるが、硬度の高い水はミネラル独特の風味が加わり、しっかりとした飲みごたえがあるといわれることが多い。日常飲んでいるのがウォーターサーバーの水のような軟水であるなら、飲み比べてみるのも面白いかもしれない。

◆日帰り入浴も楽しめる

 現地で山の遊歩道を散策したり渓流で川遊びをするときには、せっかくだから「檜原村の水」を飲料用として持っていくと趣深いのではないだろうか。バーベキューやマス釣りのようなアウトドアレジャーの後は、村内に宿泊しなくても利用できる温泉センターもある。都心から片道2時間で行けるから、温泉だけを楽しむ日帰り入浴も可能だ。

遠くへ「Go To」しなくても散歩感覚で行けるスポットを探してみよう

遠くへ「Go To」しなくても散歩感覚で行けるスポットを探してみよう

 檜原村では、東京に住む人が都の外へ出ずに自然と戯れることができることを告知しているが、併せて感染防止策も村をあげて呼びかけている。山や森、川など屋外の広い場所であっても、密になることを避けたり手洗いやせきエチケットを守ることはもちろんだが、より注意したいのは「ゴミ問題」。バーベキューなどで出たゴミは、たとえキャベツ一切れであってもその場に捨てないこと。そして、マスクは絶対に持ち帰ることだ。都市部では最近、路上に落ちて放置されたままのマスクを時々見かけるが、これに触れることで感染する場合もある。「マスクのポイ捨て」については、同村でも厳重な注意を呼びかけている。

 都道府県をまたがなくても、調べてみるとレジャー気分を楽しむことができるスポットは周囲に意外とあるはず。ただ、近場といっても感染対策をしっかり準備して出かけることが何より大切だ。