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インフルエンザ予防にも! 加湿器にはどんな水が適している?


インフルエンザ予防にも! 加湿器にはどんな水が適している?

 いよいよ冬本番となってくる年末年始。この時期といえば、あの忌まわしきインフルエンザが流行する季節。下手をすれば重症化してしまうこともあるインフルエンザは、是が非でも避けたいところだが、そもそもどうして冬に流行するのだろうか?

 日本で毎年のように流行する季節性インフルエンザは、通常11月下旬から12月上旬から発生し、12月下旬から2月あたりにかけて流行がピークを迎える。インフルエンザウイルスの遺伝子は変異しやすく、過去のウイルスに対する抗体は効かなくなる。つまり、どんどん耐性が強くなっていくため、毎年流行するのだ。

 インフルエンザウイルスは、基本的に飛沫感染する。たとえば、ウイルスを持った人が咳をすると、唾液を介してウイルスが空気中に拡散。それを吸った人が感染する。あるいは、空気中に舞ったウイルスが手に付着し、そこから感染するといった流れもある。

 そんなインフルエンザウイルスは、冬の時期のほうが比較的活発だという傾向がある。というのも、インフルエンザウイルスは湿気が多い場所では感染力が低下するというのだ。つまり、乾燥している冬の時期は、インフルエンザウイルスが感染力を保った状態で、空気中に存在しやすく、その結果、感染する可能性が高くなるというわけだ。

◆湿度に弱いインフルエンザウイルス

暖房

 インフルエンザウイルスが死滅する湿度は50%以上だといわれている。たとえば、気象庁の公式サイトで公開されている2015年12月の東京における湿度のデータを見てみると、31日間のなかで50%以下となっているのが、12日。言うなれば、12月の約3分の1が、“ウイルス感染のリスクあり”とも考えられるだろう。さらに、室内ともなれば、暖房をつけることでより一層乾燥しやすくなり、インフルエンザ感染の危険性も高くなる。

 そして、冬の季節にインフルエンザ感染防止のために大活躍するのが、加湿器だ。空気清浄機と一体化しているものから、空いたペットボトルを利用した簡易的な卓上サイズのものまで、現在、様々なタイプが市場に出回っている加湿器。基本的には、水道水などをミスト状にして空気中に拡散させるタイプのものが多い。

 そこで気になるのが、加湿器に使う水は、どんな水が適しているのか?という点だ。たとえば、日常的に飲んでいるミネラルウォーターがある場合は、そのミネラルウォーターで加湿したほうがいいのか、それとも水道水のほうがいいのだろうか──?

 いろいろな種類の空気清浄機や加湿器を製造販売しているシャープの公式サイトにある空気清浄機の「Q&A情報」では、「タンクに補給する水は、水道水以外も使用できますか? ミネラルウォーターは使えますか?」という質問に対し、以下のような回答が掲載されている。

水道水以外はお使いにならないでください。 一般に、水道水は塩素殺菌処理されており、雑菌が繁殖しにくいためです。 ミネラルウォーター・アルカリイオン水・井戸水・浄水器の水などを使用すると、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。やむを得ずご使用になる場合は、こまめにお手入れしてください。 また、その他のもの(アロマオイル・香水・アルコール・薬・薬草・お茶など)を水に混ぜたりすることは、故障の原因になりますので絶対に使用しないでください。》

 加湿器では、ミネラルウォーターや井戸水ではなく、水道水を使うべきだというのが、家電メーカー側の見解なのだ。

 これは、加湿器の構造上仕方ないことだろう。ウォーターサーバーであれば、しっかり密閉されており、内部で雑菌の繁殖を防ぐこともできるが、加湿器の場合は密閉されているケースは少ない。そもそも空気中に水を拡散させるための機械であるため、内部の水が外気に触れるのは当然なのだ。

 そういう意味では、塩素などで滅菌処理がされていないミネラルウォーターだと、加湿器のタンク内で雑菌が繁殖する可能性も高くなってしまう。

 また、加湿器内のフィルターに滅菌されていない水が残ると、そこが繁殖の温床となってしまうこともあるだろう。もしも加湿器内で雑菌が繁殖すれば、逆に菌を撒き散らすことにもなりかねない。滅菌処理がなされた水道水を使用して加湿することは、とても重要なのだ。

◆ウォーターサーバーと水道水を使い分ける

うがい

 また、東京都水道局の公式サイトでは、インフルエンザ予防のために水道水で手洗いやうがいをしましょうという告知も掲載されている。

 同サイトによると「一般的に、インフルエンザウイルスは、塩素消毒によって速やかに感染性を失います」「東京都水道局では、塩素消毒を徹底しています」とのことで、水道水を原因としてインフルエンザに感染することはないと表明しているのだ。

 さらに「給水所や蛇口で、適正な塩素濃度が保持されていることを、24時間常時確認しています」と、安全性を強調。また、インフルエンザウイルスだけでなく、エボラウイルスについても塩素消毒が効果的であることも明記されている。

 とにかく、インフルエンザウイルス感染の予防には水道水こそが有効だということになる。日常的に飲むのであれば、安心・安全なウォーターサーバーの水だったり、ミネラルの含有量や口当たりなどにもこだわりたいところだが、インフルエンザウイルス感染防止のための加湿器や手荒い・うがいであれば、そこまでこだわる必要もないはず。

しかも、水道水のほうが適しているということで、家計的にもむしろありがたいといえそう。この冬は、水道水でインフルエンザに打ち勝とう!

【参考】