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ありそうでなかった!? 自販機ドリンクに「おいしいお湯」が登場!

ありそうでなかった!? 自販機ドリンクに「おいしいお湯」が登場!

 ウォーターサーバーの便利な機能の代表的なものといえば「いつでも熱いお湯が出せる」ということだろう。お茶やコーヒーをいれるときに便利なのはもちろんだが、体を冷やしたくなく冷水が苦手な人にとっては、安全でおいしい水をそのまま温めたものを手間かけずに味わえるのはありがたいはず。そんな「お湯好き」の人の声にこたえて、ホットのミネラルウォーターをラインナップした自動販売機が登場したという。

◆自販機の「お湯」に意外な反響

 外出先で喉が渇くことはよくある。そんなときに自動販売機でドリンクを購入する人は多いだろう。夏場は冷たい飲み物ばかりだが、11~3月くらいの時期は温めたドリンクが並行販売される。緑茶、紅茶、コーヒー、スープ、お汁粉などなど。以前は缶が主流だったが、耐熱性のペットボトルが登場してからバリエーションはさらに増えた。

 ところが、ミネラルウォーターに限っては、温めたものは不思議と見かけない。ミネラルウォーターは今やどこの自販機にも必ずあるといっていいほどだが、なぜか「あったか~い」のところに水はない。実は過去に少しだけお湯のミネラルウォーターは販売されたことがあるそうだが、ヒットせずに消えていった。冷たい水は欲しい人はいても、出先でお湯にはあまり需要がないということだろうか?

 そんな中、この1月から自販機でお湯の販売を始めた会社がある。京都市に本社を置く「チェリオコーポレーション」。社名と同じ炭酸飲料の「チェリオ」をはじめ、缶やペットボトル入りのコーヒーや紅茶、機能性飲料など、われわれがよく飲むドリンク類を幅広く扱っている。もちろんミネラルウォーターもあり、これまでは冷たい方のカテゴリーで販売してきたが、50度のお湯にした三重県産の天然水を自販機で限定的に売ってみることにしたという(税込み:100円)。

飲みやすい温度のお湯は服薬にも便利

飲みやすい温度のお湯は服薬にも便利

 数ある街中の自販機にお湯がまず見られないことや過去の事例を考えても、あまりヒットするようには思えないが、調べてみると意外なほど反響が大きいことがわかった。各種のSNSでは「これはありがたい!」「飲んでみたい」「需要あります!」などなど、自販機の画像付きで拡散されている。実際に購入した人も「温かくて飲みやすい」「冬場こういうのが欲しかった」「薬を飲むときに助かる」など高い評価をしている。お茶やコーヒーが苦手だが冷水は飲みたくないという人にはありがたいし、水は冷めたからといって味が変わってしまうわけでもない。

 50度という温度設定も、まさに妥当な温度といえるだろう。一般的な自販機のホットドリンクの温度は、50度から60度に満たない程度。機械から出てふたを開けると温度は下がり、口に入るときには飲みごろとなる。現在はテスト販売とのことだが、反応がよければ、他のドリンクメーカー各社にも影響を与えることになるかもしれない。

◆ちょうどいい温水が出せるサーバーも

 ウォーターサーバーのお湯の場合は、これよりももう少し温度は高い。平均的な温度帯は80~90度だ。そのまますぐに口に入れるには高い温度だが、電気ポットなどに移せばすぐに沸騰させることができる。

 最近では、お湯の温度調節機能を搭載したサーバーも多くなってきた。より高い温度にすることができる「再加熱」や、その逆にやや低い温度にできる機能だ。

 温度調節機能が充実しているウォーターサーバーの1つが「フレシャスslat」。加熱も冷却もしない「常温水」、エコモードによる70度程度のお湯、通常モードでは80~85度。そして再加熱を行うと90度の熱湯にすることが可能だ。

 炭酸水が作れるサーバーがラインナップしている「キララ」や、使い捨てボトルを回収する「リターナブル方式」で広いシェアを誇る「アクアクララ」の「アクア・アドバンス」、「サントリー南アルプス天然水サーバー」なども、再加熱機能を持っている。

 逆に通常の温水より低い温度で出せる機能は、「省エネ(エコ)」モードを搭載している機種に多い。温度を下げることによって無駄な電力を省くわけだが、熱すぎないお湯が欲しいとき、加熱せずにそのまま出せばいいという一石二鳥を実現している。

 例えば「アルピナウォーター」の「エコサーバー」では、省エネモードで出てくるお湯は約65度。カップに注げば外気とカップによって温度が下がり、火傷せず飲みやすい温度に近づく。また、高温では風味が引き出せない玉露のようなお茶や、香りが飛びやすいお酒を割りたいときにもいい。さらに、乳幼児のミルクや離乳食を作る際にも手早くできるメリットがある。

アルピナウォーターの「エコサーバー」

アルピナウォーターの「エコサーバー」(※画像は公式サイトより)

 

 

 もちろん温水に冷水を混ぜても適当な温度を作ることができるが、ベストな比率を見つけるまでテストが必要だ。それなら、ウォーターサーバーの省エネ機能を活用する方がラクかもしれない。

 極端に冷まさなくても飲みやすい「ちょうどいい温度のお湯」は、意外と使いようがある。お湯の自販機はテストが始まったばかりで、各地に広がっていくかは未知数だ。ウォーターサーバーを持っている人ならしっかりとした保温機能のあるマイボトルに入れて、外出先でもおいしいお湯を楽しんでみてはどうだろうか。