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初めてのウォーターサーバー選び 密着ドキュメント


初めてのウォーターサーバー選び 密着ドキュメント

 いつでも安心・安全でおいしい水が飲め、すぐに冷水&お湯が使える便利なウォーターサーバーだが、水の種類や料金プランなどメーカーによって違いがあり、いざウチにも欲しい!と思っても簡単には選べないもの。運良く、すぐに理想のサーバーが見つかる人もいれば、なかなか希望する条件と合わず決まらない人もいると思うが、愛知県在住の榎本さん(仮名)は設置場所が原因でウォーターサーバー選びに苦戦しているという。今回は、そんな榎本さんのサーバー選びをドキュメントで追ってみた。

 * * *

 榎本さんの自宅は一軒家で3階をデザイン関係の仕事部屋として利用しているが、仕事中のコーヒーなどの飲み物は1階のキッチンへ取りに行くか、外の自動販売機で買ってこなくてはいけないという。

「お茶とかジュースのペットボトルを買って、3階まで運んでるんですよ。でも、仕事中にコーヒーは何杯も飲むし、夏場や喉が渇いたときに冷たい水も飲みたいけど3階には冷蔵庫がない。だから仕事仲間と仕事部屋にウォーターサーバーがあれば便利なんじゃないかって話になったんです」

◆理想のウォーターサーバーとは?

 榎本さんがウォーターサーバーを選ぶ際にまず優先したいのは、サーバーの奥行きが30cm前後であること。サーバーがコンパクトであればあるほど嬉しいという。

「部屋にサーバーを置くスペースがないから、使っていない本棚の中に設置したい。本棚の奥行きは26cm。最悪、サーバーの本体がはみ出すか、はみ出す範囲が広くて不安定だったら下に厚い板を置こうと思ってる。卓上用のサーバーは検討してないですね」

このスペースにサーバーは設置できる?

このスペースにサーバーは設置できる?

 榎本さんが2番目に優先したいのはデザイン。榎本さんを含め、仕事仲間も喫煙者なので、多少汚れても色が気にならなさそうな黒いウォーターサーバーを置きたいとのこと。

上にガロン型のタンクがむき出しのは避けたくて、スタイリッシュなデザインがいい。仕事のモチベーションを上げるためにも、デザインにはこだわりたいんですよね」

 そして、3番目に優先したいのは金額。

「初めて使うウォーターサーバーだから、どのくらい飲むか分からないし、ノルマがなくて、自由に注文ができるシステムがいい。年会費とかサーバーのレンタル料がないのが理想だね」

◆ウォーターサーバーを調べて気づいた点

 まずは一番に優先したい「奥行き」からサーバーを選んでいくことにした榎本さん。15社以上の公式ホームページを見て、奥行きが32cm未満のものを選んでみることにした。

 以下がその候補だ。

 榎本さんは、こうしてウォーターサーバーを調べていて気づいたことがあるという。

 まず、すべてのメーカーが全国に配達するとは限らないということ。『エイフィールウォーター』や『マーキュロップ』は愛知県に配達していない。

「さんざんスペックを調べた後に『配達してないのかよ!』っていうがっかり感があった(苦笑)。ウォーターサーバーの大きさや金額を調べる前に、まず配達エリアを確認したほうがよかったかも

 そして、奥行きが32cm未満のサーバーを選ぼうとすると、ボトル型になるようだ。例えば、グッドデザイン賞を受賞しているフレシャス社の『Slat』(スラット)の奥行きは35cm、『dewo』(デュオ)は36.3cmで、クリティア社の『cado×CLYTIAウォーターサーバー』(カドー×クリティア)は38.6cmと奥行き35cm以上が多いという。一見、ガロン型ではないウォーターサーバーはコンパクトに見えるが、案外奥行きの幅が必要のようだ。

ガロン型のほうがスリム?

ガロン型のほうがスリム?

 さらにメーカーによっては、放熱のために背面と壁の間に10~15cmほど離して隙間を作り、ウォーターサーバーを設置しなければいけないという。例えば、『アクアクララ』の公式ホームページには「ウォーターサーバーを設置する際は、壁から10cm以上離してください」と記載されている。仮にウォーターサーバーの本体の奥行きが30cmの場合、背面に10cmのスペースを空けると、トータルの奥行きは40cm必要になる。

 しかし、メーカーによって必ずしも背面に隙間が必要というわけではないようで『富士の湧水』は「ウォーターサーバーの設置場所は30cm×30cm程度の広さがあれば充分ですので、場所をとりません」、『マーキュロップ』は「後ろと左右に、放熱のために少し隙間が必要です! 最小で約34cmの幅があれば設置可能!」とそれぞれの公式ホームページに記載されている。

◆結局、デザインを最優先に…

 榎本さんは本棚の中に設置することを諦め、色が黒でガロン型ではないデザインのサーバーを選ぶことにした。

 そして以下がその最終候補。

「仕事仲間と相談して、一度は『フレシャス』の『デュオ』にしようかって話になったんだけど、テレビのCMで“薄さ18cm”って宣伝してる『Kirala』(キララ)のウォーターサーバーが本命になった」

キララ』の公式サイト「使い方ガイド」には「背面に16cmのスペースが必要」と記載されており、サーバーを設置するスペースには合計34㎝の奥行きが必要。結局、榎本さんは近所のショッピングセンターで行なわれていた『キララ』の「キララ体験スポット」に行き、本体を自分の目で見て確かめ、ウォーターサーバーの契約をしたという。

無事、榎本さんの仕事場に設置されたウォーターサーバー

無事、榎本さんの仕事場に設置されたウォーターサーバー

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 榎本さんのウォーターサーバーを選んでいく過程を見ていくと、「デザイン」や「大きさ」など、はっきりとした理想の条件があったにもかかわらず、背面のスペースや水の配達の範囲など、意外な“盲点”があることが分かった。

 奥行きの幅を一番に優先していたのにもかかわらず、いろいろ調べていくうちにデザイン重視に落ち着くなど、優先順位が途中で変わることもある。榎本さんの場合、結局、3番目の条件であった「ノルマなし」を妥協したようだが、本当に自分が譲れない条件を明確にすることが納得できるウォーターサーバーを選ぶコツなのかもしれない。