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目からウロコの緊急時水対策! 警察官の知恵に学ぶサバイバル術

目からウロコの緊急時水対策! 警察官の知恵に学ぶサバイバル術

 2019年は、全国的に台風による大きな被害が多かった。関東沿岸に暴風による被害をもたらした15号や、関東、信越、東北地方を中心に大雨をもたらした史上最強クラスといわれる19号などだ。こうした大きな災害ではライフラインの断絶が起こることがある。また、大規模災害でなくても日常的に断水や停電などが起こることはある。実はそんなときにお役立ちな情報源の1つに、警察関係のサイトがあるのをご存じだろうか? では、さっそくプロのアドバイスを見てみよう。

◆実践済みの裏ワザを紹介

 巨大都市東京都を管轄する警視庁では、広報活動の一環としてツイッターでの情報発信も行っている。その中で災害対策課災害警備係が、時期を選ばず災害時に役立つツイートをまとめている。「災害対策課ベストツイート集」というのがそれだ。項目には「豆知識」「便利技」「食べ物」などがある。

 災害が起こったときに困ることの1つが「ライフラインの断絶」だ。電気、ガス、水道、通信などなど。特に水は飲むだけでなく、手や体を洗う、傷口の洗浄、トイレといった衛生状態の維持にも必要となってくるため、水の確保は最優先課題といってもいい。では、「災害対策課ベストツイート集」の中から水に関するトピックを見てみよう。

 非常時のために備蓄水を置いておこうという意識は、東日本大震災以降高まっている。地震以外にも、ここ数年は台風による被害が増加中ということもあるだろう。一般的にいわれているのが「1人1日3リットル」の水が必要ということだが、特に災害時であればできるだけ節約したいところ。

 水を上手に使う知恵が「ペットボトルで作る簡易蛇口」というタイトルで、このツイート集にあった。例えば、ペットボトルの水で手を洗うとしよう。右手を洗うとき、左手でペットボトルを傾け、洗い終えたら持ち替えて左手を洗うことになる。実際に試してみるとわかるが、手をこすり合わせることができず、水をかなり無駄にしてしまう。

 そこで役立つ豆知識が「ペットボトルの下の方に、直径2~3ミリの小さな穴を開ける」というもの。キャップがしっかり閉まっていれば、気圧によって水が噴き出すことはない。水を使いたいときは、キャップを緩める。するとこの穴からチョロチョロと水が出てくる。片方の手がふさがることもないので、両手でしっかりと手洗いができるのだ。使い終えたらキャップをきっちり閉める。「そうはいっても穴から水が出てくるのでは…?」という心配のある人は、穴を開けた面を上に向けて寝かせておけばいい。

ペットボトルの底から数センチの場所に小さな穴を開ける

ペットボトルの底から数センチの場所に小さな穴を開ける

 また「期限の切れた保存水の利用法」という項目もある。飲料水としては使えなくなっても、手を洗ったり清掃に使ったりできるからだ。

 さらに水に関しては、面白い実験も行っている。なんと普通はお湯で作るインスタント食品を水で作ってしまおうという企画。

 カップうどんでは、節水を考えて通常よりも水を少なめにした。そしてまず30分。まだ固かったので、10分おきに麺をつついて確認し、やや固さは残るものの、何とか食べられる状態になったのが60分後だった。しかし「災害等でお湯が使えない状況でも十分に食べられることが分かりました!」と結んでいる。

 実はこの水でカップ麺を作るのは、警視庁の警察官は実際に行っている。「西日本豪雨」で広島県に派遣されたときに、活動中の食事として作ったそうだ。これをカップそばで試したところ、15分で食べられるものができたと、ツイッターで報告している。

 災害時は燃料が乏しかったり、火気厳禁だったりするシーンもある。いざとなったらお湯を使わなくても食べられるというのは心強い。

 ただしメーカーが推奨している食べ方ではないし、体調や体質によっても消化などに違いはあると思われるので、あくまでも非常措置として自己責任のうえでトライしてみるべきだろう。

◆ウォーターサーバーの水ボトルの使用法

 非常用の水として、ウォーターサーバーのボトルが残っていたら、これを転用することもできる。しかしボトルは本来、サーバー本体に取り付けて使うもの。ボトルから直接、水を出すにはどうしたらいいのだろうか? 前述のペットボトルのように穴を開ける? しかし、ペットボトルと違って開け閉めするキャップがないボトル形式が多い。

 こういうときに有利なのが、水のボトル自体に給水コックを付けられるタイプ。例えば「富士桜命水」。段ボールの箱の中に水が入ったパックがあり、そこから給水コックを突き出して、直接水を出すことが可能だ。これなら両手を洗うといった動作も問題ない。

 

コックと蛇口が水のパックに直接付けられる「富士桜命水」

コックと蛇口が水のパックに直接付けられる「富士桜命水」 ※画像はメーカー提供

 また「コスモウォーター」では、ボトルを置けるスタンドとコックの付いた専用蛇口のセットが別売りされているので、用意しておけば非常時の水として利用できる。

 

 さらに、「アクアクララ」は非常に丈夫なボトルを採用しているが、キャップ部分は意外と簡単にカッターなどで切れる。つまり、ウォーターサーバーの交換用水ボトルのストックがあれば、いざというときは十分そのまま使用できるのだ。

 

 こうしたプロ直伝のサバイバル術と、ウォーターサーバーなども使った上手な水の利用法を覚えておけば、緊急の際にも冷静に対応できるかもしれない。