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卓上タイプオンリーのウォーターサーバーメーカー、そのこだわりポイントとは?

卓上タイプオンリーのウォーターサーバーメーカー、そのこだわりポイントとは?

「ウォーターサーバー」と聞いたときに、どんな形状のものをイメージするだろうか? ほとんどの人が高さ1メートル、幅30センチ程度の床置きする四角柱状のものをイメージするのではないだろうか。確かにこの形がスタンダードではあるが、高さがその半分程度の「卓上タイプ」もあり、メーカーの中にはこちらを主軸商品としているところもある。そこで今回は、卓上タイプウォーターサーバーに注目し、そのメリットなどについて考察してみたい。

◆移動がラクな「シンプルウォーター」

 ウォーターサーバーで一番多いのは、床に置いて人間が立った状態で水を注ぐことができる大きさのもの。水のボトルを本体の上部に載せる形式がポピュラーだが、重さ数キロから10キロ前後もあるボトルを持ち上げるのが大変という人のために、ボトルを下部に収納できるようにしたサーバーも増えてきた。ただ家の中でなかなかスペースが取れないとか、使うときに移動させたいといったニーズもあるため、床置きタイプだけでなく卓上タイプを用意しているメーカーは少なくない。

 ところがメーカーの中には、卓上タイプだけを取り扱っているケースがあるので、それについて見てみよう。

 まず「シンプルウォーター」。使用している水は「鳴沢森林水」。富士山の北側に位置する鳴沢地域の、標高1100メートルという人家や工業施設の影響をほとんど受けない場所に、地下200メートルの井戸を掘り、そこから採取した水だ。採水工場では高性能フィルターを使った非加熱処理を行い、家庭で封を切るまで真空状態をキープしている。pH値は8.2の弱アルカリ性で、硬度は31の軟水だ。硬度は水1リットル中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの量によって決まり、31だとかなり低い方に分類される。軟水は、一般的に口あたりがマイルドで飲みやすいと評価されることが多い。また、茶葉や食品への浸透性がよく、成分をよく抽出してくれる特性がある。

 富士山付近から産出される水はバナジウムというミネラルが多いことでも知られ、これは他の地域の水にはあまり見られない特長だ。実験用ラットの血糖値を下げた報告があることから、健康への働きが期待されているミネラルの1つでもある。

 同社のサーバーは重量4.2キロ。軽量化を図り、持ち運びや移動がラクなものにしたという。小型にするとあまりいろいろな機能を搭載できないように思えるが、9~13度の冷水や78~85度の温水を出せるのはもちろん、新鋭の除菌システムも備え、常に安全な水を提供できるようになっている。また、日常的な清掃は家庭でも行える親切設計なのもうれしい。

 

 

卓上タイプは家の中での移動がラク

卓上タイプは家の中での移動がラク

◆冷水機能のみの「日田天領水」

 大分県産天然水の老舗である「日田天領水」も、サーバーは卓上タイプのみを提供している。

 九州のほぼ中央部に位置する大分県日田市周辺には、原生林の残る阿蘇山麓やくじゅう連山、由布岳などの大自然が残っている。地表を流れる水は良質で、日田は数百年前から清流の里として知られてきた。

 地下水は、太古の火山の噴火で流れた火砕流の堆積や河川の浸食が巨大な天然のろ過装置となり、長い年月をかけてフィルタリングされて作り上げられたもの。そして同社の採水地点はなんと地下1000メートル! これだけ深ければ、地上環境の影響はほとんど受けることがない。

「日田天領水」はpH値が約8.3の弱アルカリ性で、硬度は32の軟水。飲みやすく体に優しい性質だが、もう一つ特長がある。それは天然の活性水素水であること。水素水は老化のもととなる体の酸化ストレスと反応して打ち消しあうことが期待されている。「日田天領水」には九州大学大学院による調査で、この可能性が示唆されたという。

 そんな「日田天領水」は、家庭で楽しめるようペットボトル製品のほかウォーターサーバーも用意しているが、卓上タイプのみだ。また、一般的にウォーターサーバーの基本的な機能として「冷水と温水をいつでも出せる」というものがあるが、「日田天領水」のサーバーの場合は温水の機能がない。この理由としては、常にオススメできる飲みごろの水温で味わってほしいからということだそう。水のよさを実感してもらうために必要なものだけを残したら、こうしたスタイルになったようだ。

天然の水のよさをそのまま届けたいと考えるメーカーも

天然の水のよさをそのまま届けたいと考えるメーカーも

「日田天領水」のウォーターサーバーは2007年から発売されているが、冷水のみの機能にもかかわらずロングセラーを続けているということは、簡素なサーバーであっても、この水自体が好きだという人が多いということになるのではないだろうか。機能面を重視するなら、最近では省エネや再加熱など便利なサーバーも増えてきているので、いくらでも乗り替えられる。「日田天領水」は「水の力」そのものへの自信が見て取れる。

 

 

 さまざまなデザインや高機能モデルが発売され、ウォーターサーバー市場は活況だ。そうした中、卓上タイプだけにこだわるメーカーには、それなりの理由があったのだ。