ウォーターサーバー比較ランキング

人気の宅配水を徹底比較!

ウォーターサーバー市場調査その7 その体の不調、水が原因!?


ウォーターサーバー市場調査その7 その体の不調、水が原因!?

「水は常温で飲むほうが体にはいい」というのはよく聞くが、体の不調にお水が関係している…というのをご存じだろうか? そんな体と水の関係について、『不調を治す水の飲み方・選び方』(KADOKAWA)の著者で、心療内科医・医学博士の『もりしたクリニック』院長・森下克也さんにお話をうかがった。

◆人間の体の6割は「水」でできている。

川の中を歩く女性

――最近、熱中症予防のために「お水を飲みましょう」と、よく言われるようになりました。以前は、それほど意識して飲むことはなかったと思うのですが…。お水を飲んでいない人がそんなに多いんでしょうか?

「意外とみなさん飲んでいないですね。コーヒーやジュースなどで水分は摂っていても、水を飲んでいない人が多いんです。そもそも日本はお水があまりにも身近に豊富にあって、“飲んで当たり前”という環境にあるので、水に意識がいっていないように思います」(森下さん 以下「」内は同)

――体の不調と水の関係も“水を飲んでいない”ということと関係しているんでしょうか?

「そうですね。ですが不調と水のお話の前に、人間の体と水のお話をすると、そもそも人間の体の6割が水でできているんですね。子供は7割、胎児に至っては9割が水なんです。これを“体内水”といいます。体重60kgの人は約36リットルが水なのですが、外見からは水は見えないので、普段、あまり意識することがないわけです」

――たしかにそういう意味では意識していませんでした。

「でも、体内水は健康を維持するためにとても大切で、赤血球や白血球、糖、ホルモンなど、体にとって必要不可欠な“物質”に元気を与えるものとして重要な役割を持っています。では、6割の水は体のどこにあるかというと、体内水のうちの3分の2が細胞の中に、3分の1が細胞の外に存在しています」

――細胞の外ですか?

「はい。細胞の外というのは、血管内、脳脊髄腔、リンパ管内、そして細胞と細胞の間の空間である組織間隙です。体内水は、それらの中でそれぞれ血液(血漿)、脳脊髄液、リンパ液、間質液として存在しています」

――ちょっと難しいですね…(汗)。

「人間の体をおでんに例えてみると、体内水の大切さがわかりやすいのですが、体内水はおでんでいうと“つゆ”にあたります。そこに、ちくわや大根、こんにゃくなどの具が入っていますが、これらが骨や心臓、肝臓などの臓器にあたります」

医者とカルテ

――なるほど。

「ここで大事なことは、具は複数のものがそろってはじめておでんになりますが、人間の体も肝臓で作られる消化酵素の働きがあって、はじめて腸で食べ物が吸収されます。つまり、多くの臓器が調和しあってこそ、人間として機能できるわけです。

 そして、おでんは煮込むことで具がつゆをたっぷり吸っておいしくなるように、体内水が体の隅々まで満ちて、あらゆる臓器や細胞の隙間に行き渡ってこそ、命を与えます。一見、大切なのは臓器のようですが、実は臓器を元気に働かせているのは体内水なのです」

――つまり、しっかりお水を飲んでいないと、臓器が元気に働かないんですね。そして、それが不調の原因にもなっていると…?

「水を飲んでいる、飲んでいないはあまり関係ないのですが、摂取したけれど排出されない水というのが、体の不調になるのです。水を飲んでいないと、もちろん血液ドロドロになっちゃったりしますが、飲んでいてもうまく排出されないで体に滞ってしまうと、それは毒になるということです。それを“水毒”といいます」

――水が滞っていると、どういう症状が出るのでしょうか?

「不定愁訴といいますけど、めまいや食欲不振、立ちくらみ、だるい、肥満もそうですね。これらは一見、水とは関係なさそうな症状なんですが、非常に水が関係しているということです」

◆慢性脱水症状チェックテスト

医者とカルテ

――慢性的にそういう症状が出るのでしょうか?

「基本的には慢性症状です。それらのすべてが、水と関係あるということです。ここで次のチェックテストに答えてみてください」

  • □ 疲れやすい
  • □ 口の中がねばつく
  • □ 目が乾く
  • □ 口臭がひどい
  • □ 味を感じにくくなった
  • □ まぶたや手足の筋肉がぴくぴくする
  • □ 微熱が続く
  • □ オシッコの回数が減った
  • □ 頭痛が続く
  • □ 甘いものを好むようになった
  • □ 肌が荒れる
  • □ シミができやすい

「以上の項目のうち、6個以上に当てはまる人は、慢性脱水症状の兆候がありますので、後ほどお話する対処法を実践し、体内水を潤すことが大切です」

――先生、私、6個以上です…。やはりお水を飲まないといけないですね!

「飲まなすぎもいけませんが、飲みすぎというか、体内水がうまく流れず、排出量が減ってしまうと、体内水の過剰により“むくみ”の症状が現れます」

――むくみですか…。水の飲み方自体を見直さなければいけませんね。

「大切なのは、コーヒーやジュースなどの飲み物を飲むのではなく、“水”を飲むということと、どんな水を飲むか、そして飲み方を見直したほうがいいですね」

 * * *

 体の不調の原因に水が大いに関係しているという森下さん。日本でも店頭で販売されるボトルウォーターの種類が年々豊富になり、ウォーターサーバーの需要が右肩上がりなのは、日頃から飲み水に気を使う人たちが確実に増えている証拠でもある。次回は引き続き『もりしたクリニック』院長の森下克也さんに、正しい水の飲み方や選び方についてレクチャーしていただく。

【プロフィール】

『もりしたクリニック』院長・森下克也さん

森下克也(もりしたかつや):1962年高知県生まれ。医学博士。久留米大学医学部卒業後、浜松医科大学診療内科にて、永田勝太郎博士に師事、漢方と心療内科の研さんを積む。著書に『決定版「軽症うつ」を治す』『薬なし、自分で治すパニック障害』(角川SSC新書)などがある。

『もりしたクリニック』東京都品川区荏原3-7-5和田ビル2階

☎03-5750-2832(診療は予約制)